わたしは準社員として働き始めてもう六年ほどなります。
以前は正社員。社畜のように働いていました。
それが嫌で、もっと自分のやりたいことがしたくて転職。
そこでは正社員より準社員を選びました。
そもそも正社員と準社員ってどこが違うの? 6年も経ってからですが、突然思ったのでいろいろ考えてまとめてみました。
今回は、準社員待遇、ボーナス、退職金はあるのか、パート、アルバイトとの違いを書きます。
準社員とは
非正規雇用の「社員」ということです。「限定社員」とも呼ばれています。
準社員は、法律の上では明確な定義はありません。
会社でのパート、準社員という区別は法律上ないので、勤めている会社によって都合のよい呼び方をしています。
わたし、このこと全く知りませんでした。調べて初めて知りました。「準社員」って定義ってないんですね。。「正社員」と同じように定義があると思っていました。
友人などとの話で「準社員で働いているねん」って言ってたのですが…。恥ずかしい。。
まあ、友人も定義があるとはハッキリとは知らないと思いますが…。
雇用期間
準社員の雇用期間は、期間(6ヶ月・12ヶ月)などの雇用期間が設けられています。仕事での成績が認められれば正社員になるチャンスもあります。
正社員は簡単には解雇できませんが、準社員は雇用契約期間が終了すれば契約上解雇できます。
給料
準社員の給与は、時給制か給料制ですが、仕事が多ければ残業もありますし、仕事がなければ早退もあるので時給で支払われることが多いです。
準社員のボーナス
準社員のボーナスですが、ある会社、ない会社いろいろあります。ない場合が多いです。
ハローワークなどでの求人で、給料、ボーナスは詳細に書かれているのでここはよく確かめましょう。
いまどき正社員でもボーナスなしという会社もあります。大手企業、銀行などでは当たり前にでるボーナスも中小企業ではでないことも多々あります。
ほとんどの会社は準社員にはボーナスはないでしょう。期待しないほうが良いですね。
準社員の退職金
準社員の退職金ですが、長期間働いていれば支給される場合もまれにありますが、まずないと考えましょう。
いまどき正社員でも支給されない会社も多いです。契約時に「退職金制度有・無」で書かれているか。面接時に聞きましよう。
準社員の社会保険
準社員、パート、アルバイトでも長期的に働くのが条件になりますが、正社員と同じように会社の社会保険制度に入ることができます。
面接時に確認したほうが良いでしょう。
準社員とパート(パートタイマー)の違い
準社員とパートの違いは働く時間で区別されます。
パートは働く時間がフルタイム(8時間)でない人のことです。1日大体、3時間~6時間位働きます。
簡単に言うと主婦がパートタイム。フリーター、学生がアルバイトと呼ばれています。
雇用期間は短期、長期で、給料は時給で支払われます。ボーナスはありません。
準社員とパートの違いですが、先に述べたように、会社で区別しているだけなので同じです。
準社員と契約社員の違い
準社員と契約社員の違いはほとんどありません。雇用期間があり、給料は時給、月給で支払われます。フルタイム(8時間)での労働が求められます。
嘱託、非常勤、臨時社員も会社での呼び方が違うだけです。
ボーナス、退職金も務める会社で違います。ほとんどの場合支払われません。
準社員でのわたしの現状は?
転職の際の求人には、「正社員」「準社員」募集と書かれていました。
面接時には、わたしの経歴から正社員を勧められましたが、定時終了のの準社員を選びました。会社側は驚いていましたが…。
労働時間は8時間。完全週休2日、繁忙期には残業、早朝出勤手当有り、残業代金は時給×1.35倍。
有給休暇有り、社会保険、厚生年金などの福利厚生有り、交通費全額支給。
残業は繁忙期にはありますが、仕事が少ない日は早めに仕事を終えます。その分、時給は少なくなります。
ボーナス、退職金はありません。有給休暇は、病気での手術時に規定の賃金を頂きました。
仕事内容は正社員と変わりません。責任ある仕事を任されていて、わたしの性格上、正社員以上に良い仕事をしていると思っています。
わたしが働いている会社は、正社員でも規定では、ボーナス年2回支給、退職金制度はありません。
でもボーナスはここ何年かは会社の業績が悪いという事で支給されていないようです。
残業手当も管理職にはついていません。残業時間もある時間帯でカットされています。
労働時間はめちゃくちゃ長いです。仕事柄(飲食サービス業)基本12時間拘束での労働です。
定時(8時間勤務)で仕事を終え、帰宅し自分の副業に時間を当てています。
今までほんと正社員で自分の時間がなく、社畜のように働いてきたのでやっと普通の生活に戻りました。
(重要)労働契約時で確認すること
ちょっと難しい文章ですが、
労働基準法第15条により、労働者を雇入れた場合、次の労働条件について、会社側は書面で交付しなければなりません。(雇入通知書、労働条件通知書の交付)
1 労働契約の期間に関する事項
2 就業の場所及び従事すべき業務に関する事項
3 始業及び終業の時刻、所定労働時間を超える労働の有無、休憩時間、休日、休暇に関する事項
4 賃金の決定、計算及び支払の方法、賃金の締切り及び支払の時期並びに昇給に関する事項
5 退職に関する事項
これは本当に重要です。是非確認してくださいね。上記の書類に提示、提出します。
雇入通知書等を交付しない会社は、労働法違反をしていることになるので考えた方が良いです。
必要な事項を曖昧にしていると、賃金不払、突然の解雇などのトラブルになることもあるのでよく考えて行動しましょう。
まとめ
わたしは正社員ではなく、準社員を選びました。準社員として働き、やりたいこと(副業)の時間を作り生活しています。当初は生活面などの不安な面もありましたが、今はやりたいことでも利益を得ているので準社員で良かったと思っています。
準社員でのボーナス、退職金ははありませんが、自分の時間は十分にあります。準社員は自分のライフスタイルにとてもあっています。準社員「サイコー」です。
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