今回わたしが参加した「ANA機体工場見学とホノルル線プレミアムエコノミー機内食試食会」、運よく当選したANAカード会員限定(10000マイル必要)のものでした。
普段のツアーとは違うようですが、機内食試食会以外の機体工場見学はおおむね同じです。
前日に行った四ツ谷のたいやきわかばの台風並みの天気もウソのように回復。
今回は子供から大人までとても人気のある「ANA機体工場見学」をご紹介します。
ANA機体工場見学は予約は必要?
(※ SNSやブログにANA機体見学での写真を使用する場合は事前にANAへ申請し、許可が必要となります。この記事の写真は許可を受けて使用しています。)
ANA機体工場見学は予約が必要です。ネット優先で6カ月前から予約できます。
ANA機体工場見学はとても人気があり予約が取りにくいです。
夏休み、春休みなどはすぐに一杯になります。1人だと結構空きがありますが、まとまった人数での予約が取れない状況です。
ANA機体工場見学へのアクセス
「ANA機体工場見学」は東京モノレールの「新整備場駅」(浜松町駅から約20分)が最寄り駅になります。途中に「整備場駅」があるので間違えないようにしましょう。
普段の見学ツアーは、新整備場駅から機体メンテナンスセンターまで約15分徒歩で行くことになります。駅前にはタクシー乗り場もありません。帰りも同じ道を歩きます。
地下の駅を出てまっすぐ行けばいいのでわかりやすいです。徒歩だと結構歩きますが普段は絶対見られない場所なので飛行機好きには苦にならないでしょう。
ANA機体工場見学場には駐車場はあるの?
ANAの機体メンテナスセンターには自家用車の駐車場はありません。
車を利用する場合は、羽田空港の駐車場に停めて東京モノレールで「新整備場駅」を利用することになります。
ANAグループの飛行機と整備についての講義
▪ANAカード会員限定の当日のスケジュール(予定)
時間 | 内容 |
10:00 | 東京モノレール「新整備場駅」改札前・受付 |
10:30 | 機体工場見学講話・見学(適宜休憩あり) |
12:15 | お手洗い休憩・移動(機体工場→機内食工場) |
12:40 | 機内食試食会(昼食) |
13:40 | 機内食工場説明・見学 |
15:30 | 終了(バスにて羽田空港国内線第二旅客ターミナルへ) |
16:00 | 解散 |
今回のツアーは最初からバスでの送迎がありました。
新整備場駅からANAコンポーネントメンテナンスビルへ向かいます。この辺りは空港施設だけがあります。
5分程で到着。ANAのスタッフさんの笑顔のお出迎えがありました。
ANA機体工場見学のパンフレットです。ANAグループが使用している飛行機の整備についての説明、整備士になるにはどうすればいいかなどが詳しく説明されています。
結構大きな講堂です。今回のANAカード限定のツアーは20名程でした。
後でスタッフさんに聞いたら、このツアーは当選倍率約50倍って言ってました。あまりくじ運がよくないわたしにとってはとてもラッキーでした。
玄関を入ってすぐにセブンイレブンがあり、ANAのグッズを販売しています。空港内で購入するより安く購入できます。皆さん、お土産にたくさん購入してました。
わたしもお土産にキーホルダーを購入しました。
まず目に入ったのは、ハワイホノルル線就航のA380型機「FLYING HONU(フライングホヌ)」「HONU」はハワイ語でウミガメという意味。
ホノルル線で初めてファーストクラス(8席)を導入しています。わたしも一度でいいからファーストクラスを経験してみたいです。まずはビジネスですね。
2020年には3機すべてのA380型機「FLYING HONU(フライングホヌ)」が就航します。この飛行機の評判もいいようですね。
見学前の案内では、現役CAさんの飛行機と整備についての説明や、整備関連のビデオ上映などがありました。
室内には懐かしいモデルの模型が並んでいます。販売はしていません。あくまで展示用です。
懐かしいガンダム仕様の模型。皆さん写真バチバチ撮ってました。
ANA仕様の大きいガンダム、これ欲しい。
隣の講堂ではシート(座席)や操縦席の進化も体験できます。スターウォーズが使用されています。懐かしいなぁ。
飛行機の案内も終わり、いよいよ待ちに待った、機体工場見学です。ヘルメットを受け取り隣の飛行機の格納庫へ向かいます。
整備作業中の実機見学(移動含み約45分)
ANAグループの飛行機の説明も終わり、いよいよ整備作業中の格納庫へ向かいます。
ワクワクします。ヘルメットをかぶりANAの格納庫へ向かいます。
奥に富士山の頂上が見えます。天気が良ければもっとキレイに見えるそうです。
ANAの機体は美しいです。
羽田空港のANAには第1格納庫に7機、第2格納庫に3機の飛行機を整備場があります。
今回の見学は第1格納庫です。この格納庫内の飛行機の大きさに圧倒されます。
格納庫には柱が一本もありません。天井から何万トンという資材を吊り下げている格納庫です。
まず驚いたのは、格納庫内が非常に整理整頓されていることです。工具、備品などは定位置に保管されていています。とても安全基準の高い整備工場です。ANAが5スターを取り続けているのもわかります。
この景色、昔のテレビ番組、サンダーバード(古いかなぁー)を思い出します。
ANAの機体メンテナンス工場は、第1格納庫に7機、第2格納庫に3機合計10機の飛行機が入れます。とても大きな整備工場です。
ちょうど、ボーイング787が2機と他の機種2機を整備していました。こんな近くで見れる飛行機はホントにでかい! ツアーの皆さんも少し興奮気味です。
ボーイング787エンジンは世界的にも有名な「ロールス・ロイス社製」でイギリス中部を流れる川の名前をとって「トレント1000」と名称がついています。
このエンジンが2基ついていますが、1基の値段なんと20億円です。機体を含めた値段は250億円だそうです。気が遠くなるような値段ですね。
10、15年後に中古品として売却されます。
こんな近くで、機首を見るのも初めてです。ANAのツアーの案内人の説明もとても分かりやすいです。小さな扉はパイロットの脱出口で、下から結構高さがありますがはしごなどはなく、飛び降りるそうです。
小さな突起物は、温度、風速などの気象情報を取り込む設備です。
ちょうど飛行機のエンジンの整備をしていました。大きいです。ツアーの案内人曰く、飛行機のエンジン部分の整備が特に重要だそうです。
飛行機は前には進めますが、後退はできません。やはり前向きに格納庫に入っている飛行機が多かったです。
エンジンを外して整備している飛行機。近くに行けますが、機体の真下に行くことと、触れることは禁止です。
巨大なエンジンカバー、エンジンは整備中です。
ANAの機体色、好きなんです。ANAのロゴもいいですね。
整備のために巨大な機体を持ち上げるジャッキ。機体の数カ所に設置して使用します。
数年おきに機体の重量を測るにも使用されます。
日の丸が映えますね。
夜、地上から見るといつも点灯している灯。間近で見るととても大きいです。
機体見学ツアーも終わりになった頃、スターウォーズの飛行機が飛び立つとの情報が案内人の方から入ったのでしばらく待っていましたが、出発時間が遅れるというので残念ながら見れませんでした。
これでANA機体工場見学も終了です。ANAスタッフさんの対応もとても良く、飛行機の詳しい説明もあり、とても有意義な工場見学でした。これが無料なのですから感謝しかないですね。
普段の機体工場見学ツアーであれば、ここで解散なのですが、わたし達はホノルル線機内食試食のイベントで川崎市のANAケータリング サービス川崎工場へ専用バスで向かいます。
ホノルル線プレミアムエコノミー機内食試食会
ANA機体工場見学も無事終了、次のイベント「ホノルル線プレミアムエコノミー機内食試食会場」へ向かいます。バスで20分位の場所、場所はANAケータリング サービス川崎工場です。
ちょうどお昼時、お腹ペコペコです。
ここではケータリングサービスの洋食担当シェフが、このイベントの為に腕を振るった料理を堪能しました。
メニュー表もあるのですが掲載禁止だそうです。この機内食の写真もたくさん撮ったのですが、これも掲載は禁止ということなので工場のみの写真となります。
この工場ではANAの機内食だけでなく、海外のいろんな航空会社の機内食、その数1日何万食を作っています。
試食した後、機内食工場の見学も楽しめました。徹底的な衛生管理と効率化での機内食の製造現場を見れたのはとてもよい経験でした。働く人数も半端なく多いです。
エコノミーやファーストクラスでは、やはり料理や食器の違いも良くわかりました。
帰りの羽田空港で、2020年の東京オリンピック仕様のANAの特別塗装機「HELLO 2020 JET」を見つけて写真を撮りました。見ることができてラッキーでした。富士山、大阪城、スカイツリーなどの画像も入ってますね。どこへ行くんでしょうか。
デザインされた方は確か中学生か高校生の男子と見学ツアーの案内のCAさんが言っていた記憶があります。
この飛行機に乗れたらほんとラッキーでしょうね。乗りたいなー。。
▼ANA機体工場見学見学前日に行ったたい焼き屋さんの記事▼
最後に
ANA機体工場見学ツアーは飛行機好きにはたまらないくらい魅力的なものです。
インターネットで簡単に申し込めるし、しかも無料です。飛行機に興味のある方はぜひ一度行ってみて下さい。
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